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物語あれこれ

小説投稿サイトの体験談

私の小説を読んで読んでいただきたくてこのホームページを作りました。しかし、ホームページを知っていただかないといけないので、その手段として小説投稿サイトに載せています。そのサイトの大変個人的なお話をさせていただこうと思います。 最初に「小説家...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower36

佐田江の庄からの旅は天気にも恵まれて上々の滑り出しだ。旅慣れない礼も、佐田江の庄で体を休められたことで、今一度旅を始める鋭気を養えた。  礼は耳丸の決めた旅の行程に決して口を出さない。耳丸も口出ししない礼の気持ちを汲み取っている。一日でも、...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower35

夜明け前。  耳丸は自分たちが与えられた部屋の手前まで廊下を歩いて来て、立ち止まった。  酒の匂いと女の匂い。礼は気付くだろうか。そう思うと、耳丸は部屋の中に入るのを躊躇した。しかし、明け方の廊下はひんやりと冷たく、部屋の中に入って横になり...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower34

礼と耳丸は馬に乗りひた走った。北へ北へと。そしてもう一晩の野宿をして、翌日の未刻(午後二時)頃、佐田江の庄の集落へと着いた。ここまで来るのに、できるだけ安全を考えて大きな道を通ってきて、大きな集落もあったが、近寄らないようにしてきたため、久...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower33

星夜の頼りない光の中、礼は耳丸の手を借りて馬に乗った。耳丸は礼から馬に乗れると聞いていたので、まずはお手並み拝見とその様子を見ていた。しかし、言うだけのことはあって、礼は難なく馬を操った。先を行く耳丸は、時々礼を振り返り見るが、礼は耳丸の後...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower32

それからの礼は、子供のそばに寄り添って静かに暮らした。ちょうど耳丸が都に行く機会と重なって岩城の家にいる忠道への遣いに出した。耳丸の姉家族のこととともに旅の準備を進めさせるためだった。  礼は一日でも早く北へと向かいたかった。そのために必要...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower31

今朝、双子の男児が熱を出して周りの者は慌てた。そばで仕えていた侍女の一人も熱を出したため、流行病かと警戒して、双子の女児を母屋の部屋に連れて行き、渡り廊下では女たちの離れと母屋を行ったり来たりする姿が見えた。  礼も行ったり来たりをしていて...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower30

去から実言の元へ行くことを許されないことがわかった日から三日経ち、礼は、毎日しょんぼりとした姿を見せていた。それでも礼は、子供と対峙しているときは明るい顔をしている。無邪気な子供の笑顔や愛らしい仕草、礼だけを慕って這い寄ってくるひたむきな姿...
小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower29

翌日、いつもの朝が来た。  去の邸は、夜明けとともに起き出して、畑に出る者、家事をする者とそれぞれ動き出した。耳丸も、厩で馬の世話をして、その後朝餉をとると、邸の男達とともに家の修繕をしていた。  いつもの朝と違ったことは、不意に礼の侍女で...
物語あれこれ

クリスマス気分のおすそ分け

明日から12月ですね🎄 一年経つのは早いもの。 毎年言っている言葉ですが、今年もやっぱり言ってしまいます。 写真は自分で作ったクリスマスリースです。 クリスマス気分のおすそ分けです。 私の小説を読んでくださってありがとうございます。 小説の...
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