熊野三山をめぐるバスツアーは手軽で、時間の節約なります。
よい旅になりましたので、読んでください。
1.熊野三山
熊野古道を歩いてみたいという夢を達成するために、発心門王子~熊野本宮大社、そして熊野本宮大社~湯の峰温泉を歩きました。
しかし、熊野古道とは熊野本宮大社(田辺市)、熊野速玉大社(新宮市)そして熊野那智大社(那智勝浦町)の三山を詣でる路。この機会に熊野速玉大社と熊野那智大社もお参りしたいと思うのは必定です。
特に、熊野那智大社と言えばセットで行ってみたいのは那智の滝です。その様子は映像(テレビ)や写真では見ていましたが、この目でその姿を見てみたいという気持ちがありました。
熊野速玉大社と熊野那智大社にも、古道の一部を歩いてお参りしたいところですが、そこは時間が許さず、お手軽にお参りする方法として観光バスツアーを利用することにしました。
2.バスツアー
インターネットでバスツアーを検索すると、地元のバス会社さん熊野交通(株)の観光バスツアーを見つけました。ツアーのコースは2つ。
①熊野三山めぐり 世界遺産 熊野三山めぐりコース
②[勝浦発][新宮発]那智山めぐり世界遺産 熊野古道大門坂と那智山めぐりコース
(②は勝浦発と新宮発とあります。)
私は「①三山めぐり」に申し込みました。
三山巡りは基本、勝浦発ですが、熊野本宮大社の周りにある本宮温泉郷の3つの温泉場にも途中寄っていただけます。私は湯の峰温泉に泊まっていたので、湯の峰温泉から乗車することにしました。
バスツアーの日程表はこちら <熊野御坊南海バス>
私はインターネットで申し込みをしたので、インターネット割引が適用されて、湯の峰温泉からだと5,840円でした。(通常湯の峰温泉からだと、6,300円)
私が乗車したのは火曜日。8月も終わりの頃で、そのバスに乗ったのは私と年配のご夫婦の2組だけでした。
3名だけでしたが、運行していただきありがたいなぁと思いました。
バスツアーの日程をざっくりとお伝えすると以下の通りです!
熊野本宮大社⇒(お昼)瀞峡めぐりの里熊野川(志古)⇒熊野速玉大社⇒熊野古道 大門坂⇒那智の滝⇒熊野那智大社
3.三山巡り
バスツアーで巡った場所について、私の感想を述べさせていただきます。
どなたかの旅の参考になれば幸いです。
〈熊野本宮大社〉
見学時間は約40分。前日、一度訪れているので、どこに何があるかはわかっています。その時のことをかいたブログはこちら。
二度目ですが、社殿前ではもう一度心を込めてお参りしました。
二度見ても立派な社殿です。
〈瀞峡めぐりの里熊野川(志古)〉
サービスエリアになります。レストラン、売店があります。お昼ごはんには少し早い、11時前に到着ですが、ここのレストランでお昼ご飯を頂きます。お弁当とお味噌汁を別につけていただけます。
熊野川を眺めながら目張り寿司のお弁当をいただきました。
私は湯の峰温泉から乗車したため、料金はここで支払いました。そこでツアーの参加記念ということで、メモ帳と那智あめをいただきました。あめは固めたものを割って小さくして袋入れた素朴なもの。おいしいです。
売店で和歌山のお土産になるものを物色して、日本酒を買いました。
〈熊野速玉大社〉
見学時間は20分。新宮市にあり、大社は平地にありますので楽です。駐車場からすぐに神門に辿り着きます。そこをくぐると、目にも眩しい赤い拝殿が目に飛び込んできます。その日は天気もよく、気持ちよくお参りができました。
〈熊野古道 大門坂〉
バスツアーでは那智大社に向かう山の中の途中にバスは止まって、大門坂の途中の道に入って行きます。運転手さんも一緒に降りて、途中まで大門坂を上り、説明をしてくださいました。
たくさんの人が大門坂の下から最終地点の那智大社まで歩いて登られていました。
もし、再び熊野の地に来ることができたら、この大門坂をしたから全部歩いて上がりたいと思いました。
一人旅人としては、運転手さんに写真を撮っていただき、大変ありがたかったです。
〈那智の滝〉
一番楽しみにしていた那智の滝!
前日に雨が降っておりその日の水量は十分ですよ、と運転手さんからのお話がありました。
バスから降りて、坂道の階段を一歩一歩下りて行き、滝の前に進みました。
流れ落ちる水をただただ見ているだけなのですが、そこは神のおわすところ。
不思議な感覚になりました。
そこは熊野那智大社別宮飛滝神社。
もっと近くで滝が見たくて、授与所でお金を払って、もっと近くで滝がみられる御滝拝所舞台へと向かいました。その手前で「延命長寿のお瀧水」をいただくことができます。
無駄に長生きしたいとは思いませんが、やりたいことができるようにお瀧水をいただきました。
そして、舞台に上がり、またまた流れ落ちる滝の水を見つめる。見学時間は25分くらい。バスに戻る時間もあるので、ほどほどに切り上げましたが、いつまでも眺めていられる滝でした。
〈熊野那智大社・青岸渡寺〉
見学時間は約50分。
那智の滝からまたバスに乗り、山を上がります。大型の車の離合は大変です。
そして、熊野那智大社の駐車場について、そこから歩いてもっと上にある熊野那智大社に向かいます。
なかなかの階段を上りますので、上がり切ったらやったーという気持ちになります。
こちらも赤い拝殿。八咫烏もいました。高いところから目の前に広がる勝浦の海が見えます。
大きな楠の幹の下をくぐる胎内くぐりもできますが、バスツアーの時間の関係で、ここはパスしました。
那智大社の隣にあるのが西国第一番札所、青岸渡寺です。
こちらをお参りして、滝のほうへと向かうと、よく写真でも見る三重塔と滝のコラボレーションが見られます。
塔に上がるためには、300円の拝観料が必要です。エレベーターで上がり、滝を見ると、滝壺まで見えて、見ごたえがありました。物を落とさないように網が張ってあるのですが、滝を写せる絶好の場所は、網はなく、写真・動画が撮り易いようになっていました。
滝壺まで水が流れていく様を見ることができて登ってよかったです。
帰りは階段で下りて行きました。
4.まとめ
時間のない中、熊野三山をめぐることができる観光バスツアーの参加はよかったです。
バスの中ではテレビで熊野三山やそのほかの旧跡、土地の解説が流れて、参考になりました。
バスの運転手さんもいろいろと説明をしてくださり、親切で大変ありがたかったです。
おすすめですので、効率よく三山を周りたい方は利用してみてください。
どなたかの旅の参考になれば幸いです。
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