Infinityという物語の題名は米国の歌手、マライア・キャリーの「Infinity」という曲から頂きました。
歌詞と物語の内容はミスマッチかもしれませんが、英語の歌詞を考えずこの曲を聞いた時にInfinityな広がりが物語の最後に鳴り響いていていいな、と思いこの題名にしました。
いろいろと物語を思いつく中で、3つの話に分けました。3部構成にして、それぞれに題名を着けました。それは、物語を作っていく時に、テーマ曲のようなものがあって、物語の盛り上がりにはその曲が頭の中で奏でられているという感じです。
3部それぞれの題名は以下の通り。「どこかで聞いたことのあるような題名?」と思われた方があるかもしれません。
●第1部 I really like you (カーリーレイジェプセン)
●第2部 wildflower (シーローグリーン)
●第3部 Waiting All Night(ルディメンタル)
最初は第1部をベースにもっと小さな物語をあと2つ作っていました。
しかし、テーマ曲を聞いているうちに、様々な登場人物が現れ、物語は大きくなっていきました。自分の力量ではうまく書けるがわかりませんでしたが、なんやらかんやらと役者が増えて、最後には自分が思っていた以上の広がりのある物語になったと思っています。
★第1部 I really like you (カーリーレイジェプセン)
従姉妹の朔の婚約者だった人がいきなり自分の結婚相手になるという展開で、好きになってい いのかどうか、という思いがこの曲と合ってと思いました。
★第2部 wildflower (シーローグリーン)
wildflowerとは、和訳すると野花ですね。この曲に出会い、礼の逞しさを表わせたらと思って、この題名をつけました。第2部で礼という主人公がどんどんと成長していった感じでした。
★第3部 Waiting All Night(ルディメンタル)
この曲は、某CMで使われていた曲です。テレビから流れてきたのを聞いて、想像力が掻き立てられました。もう、実言と春日王子が対決する前の山の上で朝を待つ状況はこの曲あっての場面になります。
物語を振りかえっていただく時、または物語をもう一度お読みいただけるとき、この曲をお供にしていただけると臨場感が出て来るかと思います。少しばかりのお楽しみができれば幸いです。
「Infinity」最終回はこの曲を聞きながら読んでください。
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