小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第七章20 「痛っ」 桂の小さな叫びに、周りにいた三人の侍女はびっくりして振り向いた。 椅子に座った桂が自分の指を真っ赤な唇に当てて吸っていた。「桂様、指を」 侍女の朱が近づいたが。「大丈夫だよ。少し手元が狂っただけ」 そう言って、唇から指を離し、再び... 2025.03.23 小説 STAY(STAY DOLD)