小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第四章15 前にも一度見かけたその男の人は、もしかしたら……と思っている人ではないか。 以前見かけた時は、途中で蓮が邸の中に入ってしまったため、間近ですれ違うことはなかった。しかし、今、蓮たちは食堂に向かって歩いていて、食堂の扉に着く前に去たち一行と... 2024.01.27 小説 STAY(STAY DOLD)
小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第四章14 冬の終わり、人によっては春の始まりの時期。朝夕は気温が下がってまだ肌寒いが、日中は暖かくなった。 蓮は、着込んでいた上着を朝餉を食べ終わった後に脱いで、今日の仕事である薬草の整理をしに倉へと向かった。 今日は井と同じ組になって、一緒に倉... 2024.01.20 小説 STAY(STAY DOLD)
小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第四章13 「桂様、ようこそ」 淡路が頭を垂れて挨拶をした。 それを合図に稽古場にいた二十名ほどの楽団員が一斉に頭を垂れた。 実津瀬も一番端に並んで同じようにした。 淡路を先頭に、扉の前に三重に重なって立った楽団員たちが体を折った姿に桂は目を瞠... 2024.01.13 小説 STAY(STAY DOLD)
小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第四章12 朱鷺世は搗き米を前ほど欲しがりはしなくなった。これまで露の握り拳ほどの搗き米の塊が一つでは足りないと言うので、二つ用意していたのに、今は一つで十分だというし、腹は空いていないと言う時もある。その時は二人で搗き米を一口ずつ交互に食べた。 腹... 2024.01.06 小説 STAY(STAY DOLD)
物語あれこれ 【物語あれこれ】2024年もよろしくお願いします あけましておめでとうございます。 2023年まで私の小説を読んでくださった皆さま、ありがとうございます。 2024年も同じように小説を上げていきます。 実津瀬と蓮の二人の新たな愛と恋のお話を時にはハラハラドキドキし、時には涙を抑えて読んでい... 2024.01.01 物語あれこれ