小説 STAY(STAY DOLD) New Romantics 第ニ部STAY(STAY GOLD) 第四章2 その時。 「牧さん、言ったのは私よ」 不意に横から声がした。井の面前に立つ直前に、牧はその声の方に顔を向けた。 牧の剣幕に慄いた者たちが左右に分かれて重なった人垣の後ろから人をかき分けて、蓮が進み出た。 「今日、私と一緒に薬草を倉の棚に... 2023.10.29 小説 STAY(STAY DOLD)