2020-11-03

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night121

「耳丸……もっときつく縛ってくれないか」  実言は耳丸の肩につかまって、近道である後宮側から宮廷に行く途中に言った。周りは慌ただしく、先に王宮への取次に走る者、弾正台への取次に走る者と、指示とそれに対応する役人が右往左往している中である。 ...
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