小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night112 礼は邸に入ってすぐの部屋で横になった。礼の傍に座る伊緒理に、礼はその頬を撫でながら言った。 「あなたはお母様のところへ行きなさい。私は横になっていれば直に治るわ」 伊緒理は後ろの部屋を振り返った。 「お母様は眠っています……」 「私も少し... 2020.10.19 小説 Waiting All Night