小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night101 縄を解かれて放たれた犬のように、背の高い草の続く林の中を実言の斥候は走りだした。その後を馬に乗った実言たちが追う。 途中、絶命している二人の男を見つけた。一人は知らない男だが、もう一人は実言の下で働いている男だった。 「軒(のき)尾(お)... 2020.09.27 小説 Waiting All Night