2020-09-17

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night97

夜明け前に野営をたたみ、薄暗い道を馬で走ってきた一行は、急に開けて目の前に広がるどこまでも水平線の続く水面を見て声を上げた。朝日が当たって、きらきらと輝いている。 「海か?」  と口々に言い合って、誰かはもう越前まで来てしまったかと呟いた。...
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