小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night96 「おお!ほら、見て見ろよ」 笠縄が声を上げた。その声に礼も笠縄の体の後ろから顔を出して前を見た。 そこには視界の先の先までも水面が続く光景が広がっていた。 これが春日王子が言っていた海のようで海ではない、大きな湖なのだ。「春日王子!」 先頭... 2020.09.15 小説 Waiting All Night