2020-09-10

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night93

礼はあたりを見回したが、自分がもっている膳を置く人はいない。 「その膳はそこに置いて、お前は酌をして回れ!」  いきなりそのような声が聞こえた。春日王子が杯に口をつけながらそう言い放ったのだ。  礼は末席に膳を置くと、徳利を取って杯を飲み干...
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