小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night83 「王子、しっかりとつかまっていてください」 実言は闇に向かって叫びながら、前を走る馬を追った。 自分の胴にしっかりと回された王子の腕を感じて、王子を最後まで落とさないように王宮に滑りこむと決意する。 前から矢が飛んで来る。実言の前を行く馬に... 2020.08.24 小説 Waiting All Night