2020-08-16

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night79

月の宴から三日目。荒益は、少し遅くに宮廷へと上がった。  平和ないつも通りの日常だと、都に住まう大多数は思っている。しかし、一歩宮廷の中に入ると、そこここで役人たちはくっつきそうなほど顔を寄せ合ってひそひそと話している。その光景は一組ではな...
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