小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night76 再び目を覚ましたのは夕方だった。 春日王子は褥の上で伸びをして、天井をぼんやりと見つめた。 やはり、邸の外も中にも変化はないようだ。 岩城がぼんやりしているのだろうか。園栄に限ってそんなはずはない。何かを考えているはずだ。これが、嵐の... 2020.08.10 小説 Waiting All Night