小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night72 実言は哀羅王子の後ろについて、帰りの車の用意でざわめいている車宿の中へ突入した。大勢の人が右往左往していて、牛や馬も入り乱れている。追手は人や馬に行く手を阻まれながら、実言の背中に手を伸ばす。実言は振り向き、手に取った剣の柄で一人の手を払い... 2020.08.02 小説 Waiting All Night