小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night65 月の宴は陰陽によって、満月の日を選んで行われる。その夜に雲がかかるのか、雨が降るのか祈るのみである。 実言は夜明けとともに起きだして、簀子縁から階の半ばまで下りて天を仰いだ。 雲のない空だった。「今は雨の心配はないわね」 追って簀子縁まで出... 2020.07.22 小説 Waiting All Night