2020-07-05

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night60

哀羅王子は家人を一人連れて、倉へと向かった。邸のすぐ裏にある倉には、十五年前にここを離れるとき、父である渡利王が書き記したものを箱にまとめて入れて収めてある。筆まめな父の書いたものを再びみようと思ったのだった。  家人が錠の前で少し苦戦して...
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