小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night52 日良居は毎日夕餉の食材を買いに行くのに、隠している使命を意識して、曲がった背中も心なしかすっと立ってくる。 決してこちらが岩城実言に会いたがっていることを知られてはならない、と哀羅王子は言う。だから、毎日ふらふらと決まった道、時に気の向いた... 2020.06.24 小説 Waiting All Night