小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night49 すっかりと身なりを整えた春日王子が、来客用に使っている部屋の手前の庇の間に入ると、中から大きな声が聞こえてきた。 「春日王子はまだか!どれほど待てというのか?本当に、こちらにいらっしゃるのだろうな!」 大人しい哀羅王子が声を荒げている。そ... 2020.06.19 小説 Waiting All Night