小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night48 怖いほどの静寂だ。自分の耳が聴こえなくなってしまったかと、思うほどに。 「……どうした?」 その声に、耳が聴こえなくなったわけではないことを確認した。 朔は自分が息を止めて身じろぎもせず、じっとしていたのだと知った。隣に横になっていた方... 2020.06.15 小説 Waiting All Night