2020-05-03

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night29

的を近くに置いて、弓を引く練習をしていた息子の孝弥を荒益は少し後ろから見守っていた。まだ七つでは力がないので、無理のない距離で弓を的に当てる練習をしているのだった。  孝弥はちょうど弓を肩の高さまで上げたところで、渡殿を渡る母の姿を見つけて...
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