小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night19 刻は夕暮れ。簀子縁では篝火を吊るす用意が始められた。夕闇が急速に進み、客人も徐々に入れ替わっていく。岩城本家から来た女性や子供たちも楽しいひと時を過ごしたと満足そうに帰っていった。 夜の客人は、宮廷の大臣や有力貴族、豪族たちである。ぞくぞく... 2020.04.12 小説 Waiting All Night