2020-03-29

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night15

その日も、実言は左近衛府の将監として、宮廷の警備の任務についていた。詰所に同僚たちと詰めていると、陽明門から内に入ろうとする貴人を見つけた。すぐに、その人は哀羅王子だと分かった。供を一人も連れておらず、門の前に立っているのだ。  実言はその...
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