小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night13 北の空は黒い雲が立ち込めていた。あちらは雨が降っているのであろうと、都人は皆、北の空を眺めて言い合った。そして、やがてあの雲はこちらに来ると思って、皆が家路を急いだ。 稲妻が光ったのを見て、宮廷の官吏たちは恐ろしがった。しばらくして耳をつ... 2020.03.24 小説 Waiting All Night