小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night11 一人残った礼は、朔の走って行った先をしばらく見つめていた。 それから、碧妃の頼みを聞きに行った侍女の淑が戻ってきてもいい頃だと思い、階を登った。すると、階の上に立つ人の足が見えた。袴だから、男である。礼は驚いて顔が上げた。すると、そこには実... 2020.03.21 小説 Waiting All Night