小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night9 数日後、寝るために寝所に入った実言は遅れて入ってきた礼に手紙を差し出した。「お手紙?」 礼は、その手紙を受け取って目を通した。差出人は椎葉荒益であった。実言に、礼を我が母に遣わしてくれることのお礼がしたためられていた。「返事は送ったから、近... 2020.03.17 小説 Waiting All Night