小説 Waiting All Night Infinity 第三部 Waiting All Night7 春日王子はおもむろに卓子から立ち上がると、大王の前に進み出る。「春日よ」 近寄ってくる弟に大王は微笑んで応えた。「兄上。この良き日に、兄上にお目にかけたい人物がおります」「ほう。それは誰かな?」 大王は機嫌よく、興味を引かれて目を見開いた。... 2020.03.12 小説 Waiting All Night