2020-03-01

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小説 Waiting All Night

Infinity 第三部 Waiting All Night3

「礼!」  いち早くしずしずと歩み寄ってくる礼を見咎めて、碧妃が声を上げた。 「碧様」  礼は破顔して碧妃の前まで行き、設えられた場所に座った。 「お久しぶりでございます」 「本当に!早く会いたかった」  供の淑は礼の後ろにぴったりとついて...
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