小説 wildflower Infinity 第二部 wildflower67 実言は一人、部屋の中で座っている。礼の机の前で、机の上に乗っている下手な字、いや、文字とも言えないものを見ていた。 妻戸が開く音がして、部屋の中に進む足音。「実言」 礼が現れた。「二人ともやっと寝たわ。興奮してしまって、眠いのになかなか寝よ... 2020.02.17 小説 wildflower