小説 wildflower Infinity 第二部 wildflower65 季節は秋になり、都では新嘗祭が執り行われた後だった。 その日の昼間、子供たちは眠ってしまって、礼は机に向かって去から借りた薬草の本を写していた。そこへ去の邸の侍女が現れた。「礼様、都から礼様にお客様ですわ」「都から?岩城の者?」「いえ、音原... 2020.02.12 小説 wildflower