2020-02-07

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小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower62

山を一つ越えたところで、伊良鷲と六郎は馬を降りた。ここが別れの場所ということだ。耳丸は礼を降ろし、自分も馬から降りると、その手綱を六郎に渡した。  伊良鷲が道の奥を指差した。 「この道を行けば、都に続く道と合流できる。気をつけて」  礼と耳...
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