小説 wildflower Infinity 第二部 wildflower57 翌日、伊良鷲が粥を持って現れた。 礼は守られた場所で休めることに安心して、随分と寝込んでしまった。伊良鷲が、小屋の戸を外した時に、慌てて起きだした。横にいる耳丸は気を失ったように眠っている。 すぐに立ち上がって、入り口に向かった。陽は高... 2020.01.28 小説 wildflower