小説 wildflower Infinity 第二部 wildflower51 夜が明けた。寝たようで寝てないような気分で耳丸は体を起こした。既に礼も目を覚ましていて、二人で井戸へ行って、身支度をしたり、水筒に飲み水を入れたりした。すでに若田城も動きはじめており、何人かの役人や兵士の男たちとすれ違った。 部屋に戻った... 2020.01.15 小説 wildflower