小説 wildflower Infinity 第二部 wildflower44 夜明けに、耳丸が目を覚ますと、すでに礼は体を起こしていた。「よく眠れたのか?」 耳丸が聞いた。礼は頷いて。「耳丸は?」 と聞き返した。 耳丸もよく眠れた。どの道を行くべきか悩んでいたが、睡眠をとったことで頭の中はすっきりしている。 礼は水筒... 2020.01.03 小説 wildflower