2019-12-13

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小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower35

夜明け前。  耳丸は自分たちが与えられた部屋の手前まで廊下を歩いて来て、立ち止まった。  酒の匂いと女の匂い。礼は気付くだろうか。そう思うと、耳丸は部屋の中に入るのを躊躇した。しかし、明け方の廊下はひんやりと冷たく、部屋の中に入って横になり...
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