2019-11-05

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小説 wildflower

Infinity 第二部 wildflower18

岩城の邸に戻ると、母屋から離れに向かった。母屋と離れをつなぐ渡り廊下の離れ側で澪が待っていた。  時刻は巳刻(午前十時)になる頃である。 「どうかしたのか?」  一目見て、澪の顔色が悪いのがわかる。 「はい」  返事をするだけで具体的なこと...
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